都内から2〜3時間。初夏の高原で深呼吸できる緑地5選

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5月の下旬になると、都内の公園では何となく物足りなくなる瞬間があります。緑はあるのに、もう少し空気が涼しければ、もう少し空が広ければ、と感じることはないでしょうか。

そんなときは高原に行くのが一番手っ取り早い解決策です。標高1,000〜1,500mの高原では、5月下旬〜6月上旬が新緑のもっとも美しい時期。都内から2〜3時間あれば、ぐっと空が近い場所に立てます。この記事では、電車やバスでアクセスできる関東近郊の高原緑地を5か所まとめました。

初夏に行きたい高原5選

1. 奥日光・戦場ヶ原(栃木県日光市)

標高1,400m、男体山の裾野に広がる湿原です。5月下旬〜6月上旬はクリンソウ(赤紫の野草)とズミ(白い小花の落葉樹)が湿原の縁に咲き、新緑と重なる時期にあたります。整備された木道を歩きながら、正面に湯ノ湖、背後に男体山という開けた風景を楽しめます。都内の公園とはスケールがまるで違います。

  • 所在地:栃木県日光市中宮祠(湯元温泉〜竜頭の滝エリア)
  • アクセス:東武特急(浅草・北千住発)で東武日光駅まで約2時間、東武バスで湯元温泉まで約50分
  • 入場:無料(木道散策)
  • 見どころ:戦場ヶ原の木道、湯ノ湖畔、竜頭の滝

2. 那須高原(栃木県那須町)

東北新幹線で那須塩原駅まで約70分、バスで高原エリアへ入れます。5月下旬〜6月はシロヤシオやヤマツツジが那須岳の中腹に咲き、高原一帯が柔らかい緑に包まれます。牧場の広い敷地で青空を見上げると、余計なものが視界から消えます。那須岳の登山口周辺には舗装路の散策コースも整備されており、登山装備がなくても十分に楽しめます。

  • 所在地:栃木県那須郡那須町
  • アクセス:東北新幹線で那須塩原駅まで約70分、東野バスで那須高原まで約50分。合計約2時間
  • 入場:エリア内の散策路は無料(各施設は有料)
  • 見どころ:那須高原展望台、殺生石、那須岳登山口周辺の散策路

3. 清里高原(山梨県北杜市)

JR小海線の清里駅周辺、標高1,274mの高原地帯です。5〜6月は高原牧場の緑が最も鮮やかになる時期で、清泉寮の芝生広場から八ヶ岳を正面に見ながら深呼吸できます。特別な目的地を決めずに散歩するだけで絵になる場所が続くのが清里の特徴です。ジャージー牛乳のソフトクリームが名物で、高原散策の締めくくりに立ち寄るのが定番です。

  • 所在地:山梨県北杜市高根町清里
  • アクセス:JR新宿駅から特急あずさで小淵沢駅まで約2時間、JR小海線に乗り換えて清里駅まで約30分
  • 入場:清泉寮の敷地は無料散策可
  • 見どころ:清泉寮(ソフトクリームが名物)、美し森展望台、八ヶ岳の眺望

4. 赤城山・大沼周辺(群馬県前橋市)

山頂に火口湖「大沼(おの)」を持つ群馬の名山です。5月中旬〜6月上旬にかけてシロヤシオやレンゲツツジが見頃を迎え、新緑の森と湖面が組み合わさる落ち着いた景色が広がります。大沼の湖畔には1周約4kmの平坦な散策路があり、特別な山登りの準備をしなくても湖と高原の空気を楽しめます。季節の花が少なくても、湖に映る新緑だけで十分に来た甲斐があります。

  • 所在地:群馬県前橋市富士見町赤城山
  • アクセス:JR前橋駅からバスで大沼まで約90分(季節運行の直行バスあり)。新宿から前橋まで高崎線で約1時間30分
  • 入場:無料
  • 見どころ:大沼(湖畔散策路)、小沼、覚満淵(こじんまりした湿地)

5. 霧ヶ峰・車山高原(長野県諏訪市)

標高1,925mの車山を中心とした高原地帯です。7月のニッコウキスゲのシーズンが有名ですが、5〜6月は花が咲き始める前で人が少なく、高原全体が柔らかい緑に覆われています。車山肩のリフトで山頂まで上がれば、南アルプス・富士山・八ヶ岳が一度に見える360度のパノラマが広がります。人が少なく静かに景色を楽しめるのが、初夏に訪れる最大の利点です。

  • 所在地:長野県諏訪市霧ヶ峰
  • アクセス:JR新宿駅から特急あずさで茅野駅まで約2時間10分、バスで車山高原まで約50分。合計約3時間
  • 入場:高原散策は無料(リフトは有料)
  • 見どころ:車山山頂(1,925m)からの360度パノラマ、霧ヶ峰湿原の木道

初夏の高原さんぽ、持ち物のポイント

  • 薄手のフリースかウインドブレーカー:標高1,000m以上では都内より5〜7℃低くなります。5月でも昼過ぎに風が出ると肌寒く感じます
  • 歩きやすいシューズ:舗装されていない木道や砂利道が多いため、スニーカー以上の靴底があると安心です
  • 日焼け止め:標高が上がるほど紫外線が強くなります。曇りでも油断は禁物です
  • 水分:高原は乾燥していることが多く、都市部より水分補給のペースが上がります

よくある質問(FAQ)

Q. 電車だけで行けますか?

奥日光(戦場ヶ原)、那須高原、清里高原は電車+バスで行けます。赤城山は季節運行の直行バスがあります。霧ヶ峰(車山高原)は茅野駅からのバスがあるものの本数が少ないため、車があるとより便利です。

Q. 5月下旬の高原は何℃くらいですか?

標高1,000〜1,500mでは日中でも15〜20℃前後が目安です。都内が28℃でも高原は20℃以下のことが多く、湿度も低いため体感がかなり違います。特に早朝や夕方は一桁台になることもあるので、一枚羽織るものを持参してください。

Q. 子連れや初心者でも楽しめますか?

戦場ヶ原の木道、那須高原の散策路、清里の清泉寮周辺は舗装路や整備された木道が中心で、特別な装備は不要です。赤城山の大沼周辺も湖畔を1周できる平坦な散策路があります。霧ヶ峰はリフトで標高を稼げるため、歩く距離が短い割に眺めが得やすい場所です。

まとめ

5月下旬〜6月は、関東近郊の高原が一年でもっとも気持ちよく歩ける時期のひとつです。梅雨入り前のこの時期に出かけておくと、夏が来る前に「深呼吸できる場所」を体で覚えておけます。奥日光・那須・清里・赤城山・霧ヶ峰、どこも都内から2〜3時間。週末の半日あれば十分に緑を楽しめます。

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参考文献

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