梅雨に映える、日本庭園へ。関東の和の庭園7選

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雨粒が池に落ち、苔が深い緑に染まる季節が来ました。梅雨の時期、多くの公園は敬遠されがちですが、日本庭園だけは別です。しっとりとした空気が石畳の苔をより鮮やかに見せ、水面には空の色が映り込む。雨の日こそ、庭園の本来の美しさが出る瞬間があります。

この記事では、関東でとくに梅雨の季節に映える日本庭園を7か所紹介します。入園料が数百円の庭園がほとんどで、都心からのアクセスも良好です。梅雨の週末のお出かけ先として、ぜひ参考にしてください。

梅雨に映える日本庭園7選(関東)

1. 六義園(東京・文京区)

元禄時代に造られた回遊式築山泉水庭園で、国の特別名勝にも指定されています。池を中心に築山と泉水が配置され、雨の日は石畳を覆う苔が深みを増して表情豊かになります。木々が多く、雨音と緑の香りに包まれる空間は、梅雨の季節にこそ来てほしい場所のひとつです。

  • 住所: 東京都文京区本駒込6-16-3
  • アクセス: JR・東京メトロ南北線「駒込」駅 徒歩7分
  • 開園時間: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
  • 入園料: 一般300円、65歳以上150円、小学生以下無料
  • 休園日: 年末年始(12月29日〜1月1日)

2. 小石川後楽園(東京・文京区)

水戸徳川家が江戸時代に造営した大名庭園で、中国・日本各地の名所を取り入れた設計が特徴です。苔に覆われた石畳と、池の水面に映る緑が雨の日に特に美しく、静かに歩きたい庭園です。東京ドームの隣という立地ながら、庭園内は別世界のような静けさがあります。

  • 住所: 東京都文京区後楽1-6-6
  • アクセス: JR総武線「水道橋」駅西口 徒歩8分 / 都営大江戸線「飯田橋」駅C3出口 徒歩8分
  • 開園時間: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
  • 入園料: 一般300円、65歳以上150円
  • 休園日: 年末年始(12月29日〜1月1日)

3. 浜離宮恩賜庭園(東京・中央区)

かつての将軍家の庭園で、海水を引き入れた「潮入の池」が中心にあります。広大な水面は、雨の日には空と池の境が曖昧になり、独特の静けさが生まれます。汐留の高層ビル群を背景に広がる日本庭園は、東京ならではの風景です。

  • 住所: 東京都中央区浜離宮庭園1-1
  • アクセス: 都営大江戸線「汐留」駅 徒歩7分 / 都営浅草線「新橋」駅 徒歩13分
  • 開園時間: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
  • 入園料: 一般300円、65歳以上150円
  • 休園日: 年末年始(12月29日〜1月1日)

4. 清澄庭園(東京・江東区)

明治時代に三菱の創業者・岩崎弥太郎が整備した回遊式庭園で、大きな池と磯渡り(飛び石)が特徴です。雨粒が池の水面に作る波紋の連なりがとても美しく、傘を差しながら飛び石を渡る体験は梅雨らしい楽しみ方のひとつです。清澄白河エリアの散策とあわせて訪れる人も多いです。

  • 住所: 東京都江東区清澄2-3-30
  • アクセス: 都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅A3出口 徒歩3分
  • 開園時間: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
  • 入園料: 一般150円、65歳以上70円
  • 休園日: 年末年始(12月29日〜1月1日)

5. 旧古河庭園(東京・北区)

大正時代に建てられた洋館と日本庭園が共存する珍しいつくりの庭園です。6月は洋館に隣接するバラ園が終わりに近づく頃ですが、その奥に広がる日本庭園は苔と緑が豊かで、梅雨の湿気によって一層鮮やかになります。洋と和の対比が楽しめる、少し特別な庭園です。

  • 住所: 東京都北区西ケ原1-27-39
  • アクセス: JR京浜東北線「上中里」駅 徒歩7分 / 東京メトロ南北線「西ケ原」駅 徒歩7分
  • 開園時間: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
  • 入園料: 一般150円、65歳以上70円
  • 休園日: 年末年始(12月29日〜1月1日)

6. 新宿御苑 日本庭園(東京・新宿区)

新宿御苑の広大な敷地の中に、静かな日本庭園があります。「心」の字をかたどった心字池と、周囲に広がる苔の庭が梅雨に映えます。フランス式・イギリス式・日本庭園の3エリアが並ぶ構成は、雨の日に各エリアを歩き比べるのにもちょうどいい規模です。

  • 住所: 東京都新宿区内藤町11
  • アクセス: 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅 徒歩5分
  • 開園時間: 9:00〜18:00(10月〜3月は16:30まで)
  • 入園料: 一般500円、65歳以上・学生250円、中学生以下無料
  • 休園日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始

7. 殿ヶ谷戸庭園(東京・国分寺市)

武蔵野台地の起伏を活かして造られた庭園で、湧水が集まる「次郎弁天池」と竹林が梅雨の時期に本領を発揮します。水が豊富な湿気の中、竹林を歩くと緑の香りが濃くなります。JR国分寺駅から徒歩2分という立地で、ふらりと立ち寄りやすい庭園です。

  • 住所: 東京都国分寺市南町2-16
  • アクセス: JR中央線・西武国分寺線「国分寺」駅南口 徒歩2分
  • 開園時間: 9:00〜17:00(入園は16:30まで)
  • 入園料: 一般150円、65歳以上70円
  • 休園日: 年末年始(12月29日〜1月1日)

梅雨の庭園散策、行くときのポイント

  • 傘は折りたたみより長傘が便利: 写真を撮りながら歩くと、折りたたみ傘は両手がふさがりやすいです。持ち手が安定した長傘のほうが、ゆっくり歩きやすい。
  • 開園直後(9時〜10時)が空いています: 梅雨の平日は特に訪問者が少なく、苔の庭を独占できる時間帯があります。
  • 雨上がり直後がベスト: 雨が止んだ直後は苔や石が濡れたまま、光が差し込み始める絶妙なタイミングです。晴れの日とも、雨天とも違う表情が見られます。
  • スリップに注意: 濡れた飛び石や石畳は滑りやすいです。底がすべりにくいシューズか、長靴での訪問がおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q. 雨の日に日本庭園は入れますか?

はい、基本的に雨天でも開園しています。荒天・強風時は臨時閉園の場合があるため、公式サイトやSNSで当日の開園状況を確認してから出かけると安心です。

Q. 入園料はいくらくらいですか?

都立庭園(六義園・小石川後楽園・浜離宮恩賜庭園・清澄庭園・旧古河庭園・殿ヶ谷戸庭園)は一般300円または150円と手頃です。新宿御苑は500円です。65歳以上はいずれも割引があります。

Q. 梅雨の庭園で見られる植物は何ですか?

苔・アジサイ・ハナショウブ・サツキなどが梅雨の時期に見頃を迎えます。庭園によって見られる植物が異なるので、各庭園の公式サイトで開花情報を確認してみてください。

まとめ

梅雨は、日本庭園が最もしっとりと美しい季節のひとつです。苔が深みを増し、池に雨粒が作る波紋が広がり、木々の緑は雨に濡れて一段と濃くなります。「雨だから出かけるのをやめよう」と思ったとき、傘を持って庭園に向かってみてください。晴れの日とはまた違う、静かで豊かな時間があります。

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