夏じゅう咲いている、あのピンクの花。関東のサルスベリ名所7選と2026年の見頃

夏の公園や街路樹で、ピンクや白の花を長いあいだ咲かせている木を見かけたことはありませんか。桜が終わり、アジサイも過ぎたころ、暑さの盛りに元気よく咲いているあの花。名前は知らなくても、姿は思い浮かぶ方が多いと思います。
その木の名前はサルスベリです。漢字では「百日紅」と書き、その名のとおり夏から秋まで長く咲き続けます。この記事では、関東でサルスベリを気持ちよく眺められる名所を7か所と、2026年の見頃の目安を紹介します。
サルスベリは、夏にいちばん頼れる花
サルスベリの見頃は、関東ではおおむね7月中旬から9月上旬です。梅雨が明けて花が少なくなる時期に、赤・ピンク・白・紫と色を変えながら咲き続けます。ひとつの花が長持ちするわけではなく、次々と新しい花を咲かせることで、100日近くも花期が続きます。「百日紅」という漢字はここから来ています。
名前の「サルスベリ」は、幹の様子から付きました。樹皮がなめらかで、木登りの得意なサルでも滑って落ちてしまいそうだ、という見立てです。花を眺めたあとに幹をそっと触ってみると、つるりとした感触に驚くはずです。花の色と幹の手ざわり、二つの楽しみ方がある木です。
関東のサルスベリ名所7選
1. 花菜ガーデン(神奈川県平塚市)
サルスベリを見るなら、まず訪れたいのがここです。園内の「枝百景の丘」では、およそ85品種のサルスベリコレクションが育てられており、国内でも有数の規模です。神奈川県が育てた「ディアルージュ」「ディアパープル」などの品種も並び、色や花姿の違いをじっくり見比べられます。
- 所在地:神奈川県平塚市寺田縄
- アクセス:JR平塚駅からバス
- 見頃:7月中旬〜9月上旬
- 特徴:85品種のサルスベリコレクション。品種の多さは関東随一。入園有料
2. 新宿御苑(東京都新宿区)
都心にいながら広い芝生とともにサルスベリを楽しめる場所です。濃い紅色、薄紫、白と花色が豊富で、青空を背にした眺めがよく映えます。駅から近く、仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄れる手軽さも魅力です。
- 所在地:東京都新宿区内藤町
- アクセス:東京メトロ「新宿御苑前」駅、または各線「新宿三丁目」駅から徒歩すぐ
- 見頃:8月ごろ
- 特徴:花色が豊富。芝生と組み合わせた開放的な眺め。入園有料
3. 国営昭和記念公園(東京都立川市)
東京ドーム約40個分という広大な公園です。夏の花としてサルスベリが園内各所で咲き、木陰や水辺と組み合わせて涼みながら散策できます。園内は自転車でも回れるので、暑い日は移動をラクにして花を巡るのがおすすめです。
- 所在地:東京都立川市・昭島市
- アクセス:JR「立川」駅、または「西立川」駅から徒歩
- 見頃:8月ごろ
- 特徴:広大な敷地。木陰・水辺と合わせて涼みながら楽しめる。入園有料
4. 国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県滑川町)
都心から少し足をのばした、緑ゆたかな国営公園です。ボーダー花壇のまわりや西口ひろばで、ピンクや白のサルスベリが見頃を迎えます。花壇の草花とサルスベリが重なる眺めは、夏の公園らしいにぎやかさがあります。
- 所在地:埼玉県比企郡滑川町
- アクセス:東武東上線「森林公園」駅からバス
- 見頃:7月中旬〜8月
- 特徴:ボーダー花壇周辺・西口ひろばで開花。草花との重なりが美しい。入園有料
5. 神奈川県立大船フラワーセンター(神奈川県鎌倉市)
ハスの名所として知られる植物園ですが、夏はサルスベリも見どころです。サルスベリとブッドレアを集めた特別花壇があり、赤・赤紫・紫・藤・白と花色がとても多彩です。朝はハス、日中はサルスベリと、夏の花を一度にめぐれます。
- 所在地:神奈川県鎌倉市岡本
- アクセス:JR「大船」駅から徒歩、またはバス
- 見頃:7月中旬〜9月上旬
- 特徴:サルスベリの花色が多彩。ハスと合わせて楽しめる。入園有料
6. ふなばしアンデルセン公園(千葉県船橋市)
アスレチックや水遊び場がそろう、家族連れに人気の公園です。園内にはサルスベリも植えられており、子どもを遊ばせながら夏の花を楽しめます。一日たっぷり過ごせるので、夏休みのお出かけ先としても向いています。
- 所在地:千葉県船橋市金堀町
- アクセス:新京成線「三咲」駅などからバス
- 見頃:7月中旬〜8月
- 特徴:遊具・水遊び場が充実。子連れの夏のお出かけにぴったり。入園有料
7. 馬場花木園(神奈川県横浜市)
最後は、静かに花を眺めたい方へ。横浜市鶴見区にある和風庭園で、池のまわりの落ち着いた景色のなかにサルスベリが咲きます。規模は大きくありませんが、その分ゆっくりと花に向き合えます。入園無料なのも気軽です。
- 所在地:神奈川県横浜市鶴見区三ツ池公園近く(馬場)
- アクセス:JR「鶴見」駅からバス
- 見頃:7月中旬〜9月上旬
- 特徴:和風庭園で静かに楽しめる。入園無料
夏のサルスベリ散策、暑さ対策のコツ
サルスベリの見頃は一年で最も暑い時期と重なります。無理なく楽しむために、次の点を意識してみてください。
- 時間帯は朝か夕方に:日中の暑い時間を避けると、体もラクで花もきれいに見えます
- 木陰と水分をこまめに:広い公園ほど日陰を選びながら休憩を挟みましょう
- 帽子と日傘を忘れずに:花壇や芝生の周辺は日ざしをさえぎるものが少ない場所もあります
- 雨上がりの翌日が狙い目:ほこりが落ちて花色が澄んで見え、写真も撮りやすくなります
よくある質問(FAQ)
Q. サルスベリの見頃はいつごろですか?
関東ではおおむね7月中旬から9月上旬です。花が次々に咲き替わるため、長い期間楽しめます。ただし猛暑や天候によって前後するので、お出かけ前に各施設の開花情報を確認すると安心です。
Q. 花の色にはどんな種類がありますか?
赤、ピンク、白、紫、藤色などがあります。花菜ガーデンや大船フラワーセンターのように多くの品種を集めた場所では、色や花姿の違いを見比べられます。
Q. 「サルスベリ」という名前の由来は何ですか?
幹の樹皮がなめらかで、木登りの得意なサルでも滑ってしまいそうに見えることが由来とされています。花を眺めたあと、幹のつるりとした手ざわりも確かめてみてください。
まとめ
サルスベリは、花が少なくなる真夏に長く咲き続ける、夏の頼れる花です。品種を集めた花菜ガーデンから、静かに眺められる馬場花木園まで、関東には楽しみ方の違う名所がそろっています。名前を知ってから見上げると、いつもの散歩道の一本もぐっと近しく感じられるはずです。
お近くの緑地やお出かけ先を探すときは、ぜひミドリハッケンのスポット検索も使ってみてください。今年の夏は、あのピンクの花に会いに出かけてみませんか。